反対咬合(受け口)1
2024/10/15
前歯部の反対咬合がありましたが、奥歯の咬み合わせはバランスが良好であったので、就寝時を利用し、家にいる間のみ、下顎は取り外しタイプの装置(入れ歯のようなプレート)をつけてもらいました。上顎は歯の内側に太めの固定式のワイヤー(リンガルアーチ)をつけ、前歯を押しました。男子の思春期成長前に咬み合わせが改善され、その後も、経過をみていますが、良好な状態が保たれています。*成長期をみながら、タイミングがよいと、短期間に簡単な装置で、ご本人にあまり負担をかけずに治療できることもあります。
I期矯正治療費 20~30万円+消費税 使用する装置の数量や期間、不正咬合の難易度により費用を決定しています。
この時は期間や装置数が少なくて済みましたので、20万円+消費税でした。(約20年前の費用なので、現在は材料、物価の上昇により変更されています。30~45万円くらい)
調節料5000円+消費税 6か月分 治療終了後も定期検診に来院されていました。年齢が成長期の間は、骨格が変わり、お顔の形も変わっていきます。また、奥歯も出てくる時期なので、咬合が変わっていかないか、経過観察していきます。状態によっては追加の治療を行うこともあります。歯列の幅が狭いと拡大装置、凹凸がある場合は、ほかの装置も併用します。
親しらずが生えてくるのは、18歳~20歳頃なので、定期的にレントゲンにより生えてくる時期をみて、抜歯が必要な場合は口腔外科をご紹介しております。
矯正治療後の保定期間は経過観察量3000円+消費税、保定装置や処置を行った場合は、5000円+消費税が治療費用となります。
6か月から1年に一回定期検診に来院していただいております。
虫歯の治療や歯の質が弱い方は虫歯予防のフッ素塗布、歯石除去、クリーニング、ブラッシング指導などを行っております。
矯正治療の限界について
下顎の成長が盛んな場合、第一段階治療で一度前歯の咬み合わせが改善されても、咬み合わせが浅くなり、反対に戻り、第二段階治療を行うこともあります。また、骨格性に発育が進んだ場合、成人になってから外科矯正治療が必要になることもあります。
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診断名 | アングル1級 下顎前突(反対咬合)症例 |
性別 | 男子 |
治療開始年齢 | 13歳1ヵ月 |
治療期間 | 約6ヵ月 |
治療費用 | 30~45万円 |
患者さんのお悩み | 受け口 |
治療方法 | ※お母様より、取り外し式の装置だと、つけ忘れてしまうので、 |
リスクと副作用 | 固定装置を上顎の歯の裏側につけたので、ブラッシングが大切です。 |
Before | After |